おしゃれマスクの功罪 (1)
今日は黄色っぽい日でしたね。
天気予報で日本列島が真っ黄色に染まってた やばい。
天気がいいのに洗濯物を外に干せないじゃん!
外にいる時間が多い人は、ゴーグルとマスクを!!!って天気予報士が言ってた。
マスクって息苦しいし、メガネが曇るので不便で嫌い。
嫌いだけどとても重要な役割を果たしているマスクの1年を振り返ってみる。
マスク生活が始まってから
さて、マスクが離せなくなって早1年がたった。
寒い時期風邪をひいた時や花粉症の季節は、不織布マスクしかしてこなかった私たち。
しかし街中から忽然と不織布マスクが消えた。
夜遅くに寄ったドラッグストアで買っておくか~と気軽に買った1箱の不織布マスクが、品切れ前の1箱になるとは想像もしなかった。
スーパーやコンビニに入る度に、マスクがあったであろうコーナーを一回りするのが日課になった。
オークションサイトやECでは高額で販売されそれも飛ぶように売れていた。
コストコのECでは正規の値段で売り出されるのだが、カートに入れるのは至難の業だった。
欲しいものが手に入らないのは、東日本大震災以来である。
もどかしい日々が続いた。
転売マスクなんてかうものか
手に入らないなら作ろう。
考えることは誰もが同じ。手作りマスクの代表的な素材ダブルガーゼが品切れ。マスク用ゴムも品切れ。
すごいです。入荷しても即刻完売状態が続いた。
幸い工房Pikoにはダブルガーゼ生地は無くても、シーチングというマスクが作りやすい生地がたくさんある。
表布はダブルガーゼじゃなくてもいいだろう。
裏布は綿の肌に優しい白い生地を使う。
形は試行錯誤。立体マスクの形は天狗?の口ばしのようになるのはどうも格好がよろしくない。ちょうどいい感じのカーブで。
そうこうしているうちに、今pikoバッグを置いているパン屋さんから声をかけていただき、マスクを販売することになる。
そうしたら、工房Pikoはマスク工場みたいになっていってしまった。
マスク遷移 Piko遷移
最初は立体マスク
そのうち、西村経済再生担当大臣がつけているマスクの形
通称『大臣マスク』 表も裏も綿素材だ
そして梅雨時期!暑さ対策
「あちぃ~」「暑くてマスクがーーー」そんな声が聞こえてくるだろうと
裏布をひんやり素材に切り替える。
冷え冷えTシャツやまくらカバー、シーツを買って試作を繰り返す。
ひんやりはいい!汗をかいても風を通すとひんやり気持ち良いのだ!
これは売れた。ますますマスク工場と化したのだ。
お客様からのアクセス
不織布マスクをしている人より、布マスクやウレタンマスクの方が目立つと同時進行で、人々は柄にこだわりを見せる。
パン屋さんから情報を得た面白そうな男性が工房Pikoに直接見えて、面白そうな工房在庫の生地ラインナップから選んでマスクの注文をしていった。
工房のメールに問い合わせも来て、お客さんの要望に応えながら納品したりした。
どうせ、マスクをしなくちゃならないなら、この状況を受け入れるどころか楽しもうという人間の進化がおもしろ!
そうマスクの進化は人間の気持ちの進化なのだ。
つづく